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キシラデコールとオイルステンの違いについて

ざっくりお伝えするならオイルステンの一種がキシラデコールです。

塗装用語では「潰し」というと、木目を残さずペンキで塗膜をつける事を言います。
木部は常に呼吸をしております。
一見、木目を潰す施工のあとにはツルツルになり綺麗に見えますが、それから5年ほどが過ぎるとやはり塗膜が剥がれてきます。もちろん用途にによっては木目を潰した方がよい場合もありますが。
キシラデコールや、オイルステンは塗料の粘土が薄いため、木部に浸透し更に色が付きます。
紫外線や、雨で焼けてしまった目隠しなどの柵やウッドデッキなどは木目を生かした素朴な風合もいいですね。

ホームセンターにニス入りのオイルステンが売られているみたいなのですが、DIYなどする方にはニス無しを選んでいただきたいと思います。なぜなら、乾いた状態ですでにニスが乗っているので2度塗りなどではムラなどが残ってしまうからです。

【キシラデコールは防腐・防カビ・防虫塗料なので特に外装の雨や紫外線など強い場所でも効果が発揮されるわけです。】
【オイルステンの場合は塗料20%に対しシンナーを80%に薄めたものでオイル=油性なので、木材の保護に貢献でき安価で塗装できます。】